アコムやプロミスなどは手持ちのお金が不安になったときにすぐにお金が借りれて、便利なのですが、気になるのが金利です。
『アコムやプロミスなどは金利が高いイメージがあるのであまり借りたくない』
金利や利息が不安で借りるのを思いとどまっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、消費者金融をうまく使えば、銀行などの他のカードローンよりも断然お得に借りることが出来るのです。
この記事では、消費者金融の上限金利や支払う利息を解説するとともに、お得な消費者金融の使い方をご紹介します。
目次
消費者金融の金利は高金利?青天井?実は法律で金利の上限が決められている
『アコムやプロミス、SMBCモビットなどの消費者金融の金利は高いのでは?』
『テレビで良く言われている、トイチ(10日で1割の利息)とかひどい金利を取られるのでは?』
こんなことで不安に思っている方もいるかもしれません。
しかし、ご安心ください。
消費者金融の金利は法律によって決められているので、『トイチ』のような高金利を取られることはないのです。
法律で決まっている金利はどのくらい?最高でも年率20%
貸金業者の上限金利を定めている「利息制限法」では、借入元金によって上限金利が以下のように定められています。
借入金額 | 上限金利 (実質年率) |
---|---|
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
利息制限法以外に、出資法によっても上限金利が『年20%』に制限されています。
この金利よりも多く金利を取ると、刑事罰や行政処分の対象となりますし、超過分の金利は無効となります。
最高で年間20%ですが、1カ月に換算すると約1.6%で、1万円借りた場合の一か月の利息は約160円と少し借りる分にはそこまで気にならない金利です。
金利上限で借りた場合の利息はいくら?利息のシミュレーション結果
上限金利で借りた際の1か月の利息はどれくらいか、借入金額を1万円~100万円まで変えて、利息をシミュレーションしてみます。
借入金額 | 金利(実質年率) | 一か月の利息 |
---|---|---|
1万円 | 20% | 164円 |
3万円 | 493円 | |
5万円 | 821円 | |
10万円 | 18% | 1,479円 |
20万円 | 2,958円 | |
30万円 | 4,438円 | |
40万円 | 5,917円 | |
50万円 | 7,397円 | |
70万円 | 10,356円 | |
100万円 | 15% | 12,328円 |
計算方法は、「借入金額×金利÷365×30」とします。
10万円借りて1,479円、20万円借りても2,958円と飲み会代程度で収まるので思ったより高くないのです。
手持ちのお金に困った場合は、そこまで利息を気にせず借りることが出来そうです。
消費者金融で金利が低いところはある?お得な消費者金融はここだ!
消費者金融というと、CMで良く見るアコムやプロミスなどが思いつくと思います。
CMで良く見る知名度だけで選ぶと損をするかもしれません。
実は各社で金利が異なるのです。
消費者金融の金利一覧。一番金利が低いのはどこ
主な消費者金融(アコム、プロミス、アイフル、SMBCモビット)の金利と限度額を紹介します。
消費者金融 | 金利(実質年率) | 限度額 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
プロミス | 4.5%~17.8% | 最高500万円 | ※30日間 |
アコム | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 | ※30日間 |
アイフル | 3.0%~18.0% | 最高800万円 | ※30日間 |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 | なし |
※初めての方なら最大30日間
消費者金融に新規に申し込むとほとんどのケースでは上限金利が適用されます。
3%~18%と記載があっても18%の方が適用されるのです。
金利をみて分かる通り、若干ではありますが、プロミスを利用するのが最も低金利です。
無利息期間がある消費者金融を選ぶのがお得
上記の4社の中で、無利息期間サービスを提供しているのは、アコム、プロミス、アイフルの3社です。
無利息期間内に完済すれば、利息を一切支払う必要はないので、絶対に利用した方がよいです。
なお、無利息期間ですが、各社で内容が少し異なります。
アコムとアイフルは「契約日翌日より30日間が無利息」で契約した日から無利息期間が始まってしまうため、契約後すぐに借りないと損です。
一方、プロミスは「初回借入日翌日より30日間が無利息」(※)で実際に借りた日から無利息期間が始まるため、いつ借りても得です。
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要
金利、無利息期間で総合的に考えるとプロミスが一番お得
※最短3分はお申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
今まで見てきたように金利、無利息期間のいずれもプロミスが一番お得です。
2~3カ月程度の短期間お金を借りるならば、銀行カードローンよりも無利息期間があるプロミスの方が断然お得です。
例えば、3カ月間、20万円を借りる場合の利息を計算してみます。
(計算式:「借入金額×金利×90÷365」 ただし、プロミスは無利息期間があるため「借入金額×金利×60÷365」)
- 金利14.5%の三井住友銀行カードローン:7,150円
- 金利17.8%のプロミス:5,852円
上記の通り、金利が低いと言われている銀行カードローンよりもプロミスの方が利息が安いのです。
少しでもお得にお金を借りたいならば、プロミスを選んでください。
消費者金融の金利を下げることは可能!
消費者金融に新規に申し込む場合、18%などの上限金利が適用されます。
よほど属性が良い人でないと、契約当初から低い金利で借りることは不可能でしょう。
しかし、お金を借りた後、この金利を下げることは可能なのです。
その方法をご紹介します。
限度額が増額すれば金利は下がる
限度額を増額すれば、金利は引き下げることができます。
アコムの場合、限度額と適用金利の関係は、以下の通りです。
- 限度額100万円未満:年3%~18%
- 限度額100万円以上:年3%~15%
アコムに申し込んで、限度額を50万円から100万円に引き上げられれば、金利を年18%→15%に下げることができるのです。
消費者金融から金利の引き下げを提案されるケースも
消費者金融側から限度額引き上げの提案される場合もあります。
提案は優良顧客に対して行われるため、提案を受諾すれば、ほぼ確実に限度額が増額されます。
ただし、最低でも半年間はその消費者金融を利用しないと、案内は来ません。
自分から交渉して下げられる場合もあるが可能性は低い
提案が来るまで待てない人は、利用者が直接電話して金利の引き下げを交渉する方法があります。
消費者金融側が申請に対して審査を行ない、妥当と判断すれば金利引き下げが行われます。
ただし、実際に交渉で金利が下げられる人は少ないのが現実です。
金利の支払いがきつい。どうすればよい?
消費者金融は高金利で、限度額引き上げによる金利引き下げもできない場合、その他の方法もあります。
金利が低い銀行カードローンに借り換える
まずは、銀行カードローンに乗り換えることです。
消費者金融の上限金利は年18%が相場ですが、銀行カードローンは年15%程度が一般的です。
また、地方銀行のカードローンなどは、住宅ローンや給与振込を利用していると、金利優遇をしてくれる場合もあります。
実は利息のみの支払いも可能
実は、消費者金融は利息のみの支払いが可能です。
本来は、決められた元金+利息を毎月返済しなければなりません。
しかし、どうしても返済できない場合は、利息のみの支払いでもOKです。
消費者金融によって対応は異なりますが、アコムの場合、利息のみの返済でも延滞扱いにはなりません。
まとめ
法律によって、消費者金融の上限金利は決まっているため、極悪な金利を取られることはありません。
また、無利息期間を設定している消費者金融で借りて、無利息期間内に完済すれば、利息の支払いは一切ありません。
アコムやプロミス、アイフル、SMBCモビットと知名度が高い消費者金融でも金利や無利息期間の有無でお得度が異なります。
もっとも金利が低く、無利息期間の条件が良いのがプロミスです。
お得な条件でお金を借りたいのであれば、プロミスを選ぶのが良いでしょう。