水道代を払うお金がない。。水は止められる？いつ？

『水道代を払うお金がない！』、『水道代を支払うの忘れてた』、『水道って止められるの？』と水道代を支払わなかった場合、湧いてくる疑問。

水道は止められるのでしょうか？

水道が止められると水が飲めない、体が洗えない、料理ができないと、電気やガスが止められた場合に比べても生活レベルが格段に落ちてしまい、生活するのが苦しくなります。

今回は、水道代ってそもそもいくら？という疑問から、どうやって支払うの？、水道代を払わなかった場合にどうなるのか？など水道代に関する疑問について、詳しく解説していきます。

水道代にどれだけ支払っている？

総務省が公開している統計データに全国平均の水道料金（月額）が掲載されています。

上記は平均金額ですので、住んでいる場所によって料金に違いはありますし、夏と冬によっても差があります。水道代の請求は2カ月に一回ですので、一回の支払いは2カ月分。上記の金額の2倍です。

3人世帯以上であれば、毎回1万円以上請求があるのではないでしょうか。

毎回結構な金額を支払っていますね。

水道代の支払い方法と支払日

引越しした当初に契約して以来、水道代の支払い方法と支払日を忘れている方もいらっしゃると思います。まずは水道代の支払い方法と支払日について説明します。

水道代の支払方法

上下水道は一部民間企業が運営しているケースもありますが、全国ほとんどで自治体が運営しています。自分が住んでいる地域の市町村（東京23区は東京都）の水道局が各家庭への給水から水道の維持メンテナンス、水道代の徴収まで行っています。

札幌市水道局、東京都水道局、横浜市水道局、大阪市水道局、福岡市上下水道局など、全国ほとんどの水道局は納入通知書（請求書）払い・口座振替・クレジットカード払いの3つの方法に対応しています。それぞれの支払方法の詳細を説明します。

納入通知書（請求書）払い

水道局から毎月送られてくる納入通知書により銀行やコンビニなどから支払う方法です。

東京都や仙台市など一部自治体では、銀行やコンビニに加え、水道局の窓口でも支払いが出来ます。

口座振替

申込み時に指定した銀行口座から引き落とし日に自動的に水道代が引き落とされる支払方法です。

引き落とし日は別途指定することが出来ます。

クレジットカード払い

申込み時に指定したクレジットカードで支払う方法です。

那覇市上下水道局など一部自治体はクレジットカード払いに対応していません。

契約した当初は納入通知書（請求書）払いで、別途インターネットや郵送、窓口から「口座振替」「クレジットカード支払」の申込みを行うことにより、該当の支払い方法となります。

「口座振替」は申し込んでから1～2カ月程度、「クレジットカード支払」は1週間～1カ月程度かかります。申込みが完了するまでは納入通知書払いとなり、毎回納入通知書が送られてきます。

水道代の支払日

支払い方法により支払日は異なります。どの支払い方法においても水道局のスタッフが各家庭の水道消費量を見に来る『検針日』を基準として支払い日を決定します。

なお、水道局のスタッフが各家庭への検針を人力で実施していることから、検針日は地域ごとに変わります。また、土日祝日は検針を行っていないおらず、月によっても日付は異なります。

検針日は水道局により住んでいる地域ごとに指定されているため、申込みで変更することはできません。

納入通知書（請求書）払い

検針日に納入通知書（請求書）が自宅のポストに届きますので、検針日の翌日から約2週間後までに銀行・コンビニなどに納入通知書を持って行き、窓口・レジで支払います。

毎月、銀行・コンビニなどに支払に行く必要がありますが、口座の残高不足を心配することなく、コンビニで24時間支払いができます。

口座振替

引き落とし日を指定しない場合、検針日の翌日から約2週間後（土日祝日だと前後にずれます）が引き落とし日となります。引き落とし日は別途任意の日付を指定することも出来ますし、札幌市水道局のように必ず日付を指定しなければならない水道局もあります。

なお、東京都水道局、富山市水道局などの一部の水道局では、口座振替の場合に月54円割引・年間648円割引などの口座振替割引サービスを実施しており、料金が少しお得になります。

クレジットカード払い

口座振替と同じく、検針日の翌日から約2週間後（土日祝日だと前後にずれます）がクレジットカード会社への請求日となります。その後、クレジットカード会社から他の利用分と合わせて本人にまとめて請求が来ます。

クレジットカード会社により異なりますが、検針日から2カ月後くらいが実際の支払日となります。

水道代の減免・免除制度

水道代は生活保護世帯や障害者世帯、震災被災者等であれば、全額免除とはなりませんが、一部減免を受けることが出来ます。

水道局に減免申請書と身体障害手帳などの認定証明書の写しを水道局に送付することで、一部減免制度が適用されます。自己申告により適用され、自動的には適用されませんのでご注意ください。

減免額としては月額1,000円～2,000円くらいです。お金に困っている方は是非減免制度をご利用下さい。

水道代を期限までに払わなかったらどうなる？

当初支払い期限までに支払いがなかった場合、①1回目の支払いの督促が来る⇒①2回目の支払いの督促が来る⇒③水道停止の通知書（督促状）が来る⇒④水道が止められる、という流れで水道代を滞納すると最終的には水道が止められます。

水道代の支払い方法により支払い期限や通知書が来る時期が若干異なります。

納入通知書（請求書）

納入通知書払いの場合、当初の期限に支払いがなかった場合、2回催促が来た後、水道が止められます。

1. 当初期限（検針日の翌日から約2週間後）までに支払いがなかった場合、当初期限の約30日後を期限とする納入通知書が送られてきます。
2. 2回目の期限期限までに支払いがなかった場合、2回目の期限の約30日後を最終期限とする納入通知書が送られてきます。
3. 最終期限までに支払いがなかった場合、最終期限の約2週間後に振り込み用紙とともに水道を止める旨の通知書（督促状）が届きます。
4. 水道停止通知書が届いた1週間～2週間後までに支払いがなかった場合、水道が止められます。

最終的には検針日から3カ月～4カ月程度で水道が止められます。

なお、水道停止の通知書が来る前に何度か水道局から請求の電話が掛かってきます。支払い催促の訪問がある場合もあります。水道局によっては、水道が止められる前にさらに何度か請求書が来て、最終的には半年ぐらい待ってくれることがあります。

また、当初期限（検針日の翌日から30日後）以降から実際の支払日までの間、延滞金が必要となる水道局もあります。

口座振替

口座振替の場合、当初の引き落とし日に残高不足で引き落とせなかった場合、再引き落としがあった後、さらに2回催促があり、その後水道が止められます。

1. 当初期限（検針日の翌日から約2週間後）までに残高不足で引き落としが出来なかった場合、当初期限の3週間～4週間後に2回目の引き落としがあります。
2. 2回目の引き落としが出来なかった場合、2回目の引き落とし日の約2週間程度で約30日後を最終期限とする納入通知書が送られてきます。
3. 最終期限までに支払いがなかった場合、最終期限の約2週間後に振り込み用紙とともに水道を止める旨の通知書（督促状）が届きます。
4. 水道停止通知書が届いた1週間～2週間後までに支払いがなかった場合、水道が停められます。

こちらも最終的には検針日から3カ月～4カ月程度で水道が止められます。

水道停止の通知書が来る前に何度か水道局から請求の電話が掛かってきます。水道局によっては、水道停止の通知書の前に再度口座振替がある会社もありますし、2回目の引き落としがない会社もあります。

また、口座振替の場合も検針日翌日の30日後以降から延滞金が必要となる水道局もあります。

クレジットカード払い

クレジットカードが止められていて、検針日の翌日から10日後の請求日にクレジットカードでの支払いが出来なかった場合、納入通知書（請求書）が送られてきます。

その後は納入通知書（請求書）払いと同様の流れとなり、検針日から3カ月～4カ月程度で水道が止められます。

水道を止められた。どうする？

支払いを行わないままだと、検針日の翌日から3カ月～4カ月程度で水道は止められます。特に、水道を止める旨の通知書が届いてから支払いがない場合、予告なく突然水道が止められます。

水道が止められた後、お金の用意が出来たら、水道停止の通知書に同封されている納入通知書をもってコンビニで支払いましょう。

コンビニで支払い後、営業時間内に水道局に電話すれば、半日程度で水道が復活します。ただし、住んでいる地域が水道局のサービスセンターから遠かったり、営業時間外の夜間や早朝だった場合には翌日までに時間がかかってしまうこともあります。

なお、水道局の営業時間は平日9時～19時、土日祝9時～17時であるところがほとんどです。時間外には受付していませんのでご注意下さい。

納入通知書（請求書）がない！どうする？

水道が止められた、もしくは水道が止められる直前になって納入通知書（請求書）がないことに気づいた場合は、下記の2通りの方法で支払いをすることが出来ます。

窓口での支払い

水道局の窓口に行って、窓口で現地で支払う方法です。最寄りの窓口は各水道局のホームページに掲載されているのでご確認下さい。

ただし、この方法は窓口を設置している一部の水道局に限ります。また、窓口の営業時間内に行く必要があるのと、場所が限られているのが難点です。

納入通知書（請求書）を郵送してもらう

こちらも時間がかかりますが、納入通知書を郵送してもらい、コンビニなどで支払う方法です。

郵送してもらうために、窓口に依頼する必要があります。

水道代って時効はある？踏み倒せる？

水道代の時効は民法173条により2年間です。一方下水道代の時効は地方自治法第236条により5年間です。2年間、ないし、5年間支払わなければ踏み倒せる可能性はあります。

他の管轄の水道局への引越しや海外への移住などで請求からうまく逃げることが出来れば、踏み倒しができるでしょう。

ただ、滞納が悪質と判断された場合、裁判を起こされて、和解の調停や給料・家財などの差押えとなることもあります。裁判にかかる費用（数万～数十万）も負担しなければいけません。

債権回収会社は引越し先の住所を調べることも出来ますし、裁判や内容証明郵便などにより時効が中断することもあるので、現実問題踏み倒すのは難しいです。

水道代を滞納するとブラックリストに載る？

水道代を滞納しても信用情報に事故情報は載らず、ブラックリストとはなりません。カードローン、住宅ローンなどの審査には全く影響しません。

ただし、クレジットカード支払をしているときは別です。クレジットカードの請求を滞納すると、信用情報上に滞納した履歴が載ります。

少しでも滞納する可能性がある方はクレジットカード支払ではなく、口座振替や納入通知書（請求書）で支払うようにしましょう。

水道代が止められる前にすべきこと

水道代を滞納し続けて水道が止められると、水が飲めず、風呂も入れず、料理も出来ないため、生活のレベルが極端に下がります。

水道が止められる前にお金を用意する手段を探りましょう。日雇いバイト、親や友人に頼る、役所や社会福祉協議会に相談するのも手です。

頼る人がいない場合、時間がない場合は、カードローン・キャッシングを利用してみてはいかがでしょうか。当サイトでは即日融資できる金融機関を紹介していますので、まずはお金を借りて水道代を支払い、お金が用意出来たら返済すればよいのです。30日間無利息サービスなどで賢くお金を借りるのも手です。

是非、ご検討下さい。

まとめ

水道代の支払い方法から滞納したときにどうなるのかについて説明していきました。

水道代は滞納し続けると、検針日から3～4カ月程度で水道が止められます。

水道を止められると生活がかなり厳しいものになります。水道代の支払いなどで手持ちのお金に不安がある方は、いざという時のために、カードローンやキャッシングを契約しておくのがよいでしょう。