『ガス代を支払うお金がない!』、『ガス代を支払うの忘れてた』とガス代を滞納してしまった場合、自宅のガスはいつ止められるのでしょうか?
ガスが止められると料理が出来ず、お湯が沸かせないと困った状況になります。夏であればまだしも、冬にガスを止められると水のみで生活をしなくてはならず、厳しいでよね。
今回は、そもそもガス代っていくら?どうやって支払うの?とガス代を滞納した場合にどうなるのか?について、詳しく解説していきます。
目次
ガス代はいくら?
総務省が公開している統計データに全国平均のガス料金(月額)が掲載されています。
- 単身世帯:3,291円
- 2人世帯:5,006円
- 3人世帯:6,064円
- 4人世帯:6,115円
都市ガスとプロパンガス、またガス会社によっても違いはありますし、夏と冬によっても差があります。
上記は年間平均金額ですので、冬のガス代が1万円を超える世帯も多いのではないでしょうか?
毎月結構な金額を支払っていますね。
ガス代の支払日と支払い方法
引越しした当初に契約して以来、ガス代の支払い方法と支払日を忘れている方もいらっしゃると思います。まずはガス代の支払い方法について説明します。
ガス代の支払方法
東京ガス、大阪ガス、東邦ガスなど全国どのガス会社も払込み書・口座振替・クレジットカード支払の3つの方法に対応しています。
払込み書
ガス会社から毎月送られてくる払込書により銀行やコンビニ、ガス会社の窓口(営業所)などから支払う方法です。
口座振替
申込み時に指定した銀行口座から引き落とし日に自動的にガス代が引き落とされる支払方法です。
引き落とし日は別途指定することが出来ます。
クレジットカード支払
申込み時に指定したクレジットカードで支払う方法です。
契約した当初は払込み書払いで、別途インターネットや郵送、窓口から「口座振替」「クレジットカード支払」の申込みを行うことにより、該当の支払い方法となります。
「口座振替」は申し込んでから1~2カ月程度、「クレジットカード支払」は1週間~1カ月程度かかります。申込みが完了するまでは払込み書払いとなり、毎回払込み書が送られてきます。
ガス代の支払日
支払い方法により支払日は異なります。
どの支払い方法においてもガス会社のスタッフが各家庭のガス消費量を見に来る『検針日』を基準として支払い日を決定します。
なお、ガス会社のスタッフが各家庭への検針を人力で実施していることから検針日は一律同じ日というわけではなく、地域ごとに変わります。また、土日祝日は検針を行っていないことから月によっても日付は異なります。
また、検針日はガス会社により住んでいる地域ごとに指定されているため、申込みで変更することはできません。
払込書
検針日に払込書が自宅のポストに届きますので、検針日の翌日から30日後までに銀行・コンビニなどに払込用紙を持って行き、窓口・レジで支払います。
毎月、銀行・コンビニなどに支払に行く必要がありますが、口座の残高不足を心配することなく、コンビニで24時間支払いができます。
口座振替
引き落とし日を指定しない場合、検針日の翌日から10日後(土日祝日だと前後にずれます)が引き落とし日となります。引き落とし日は別途任意の日付を指定することも出来ます。
なお、東京ガスのみ、口座振替の場合は月54円・年間648円の割引サービスがあります。
クレジットカード支払
口座振替と同じく、検針日から10日後(土日祝日だと前後にずれます)がクレジットカード会社への請求日となります。その後、クレジットカード会社から他の利用分と合わせて本人にまとめて請求が来ます。
クレジットカード会社により異なりますが、検針日から2カ月後くらいが実際の支払日となります。
ガス代を期限までに払わなかったらどうなる?
当初支払い期限までに支払いがなかった場合、①ガス停止の通知書(督促状)が来る⇒②ガスが止められる、という流れでガス代を滞納すると最終的にはガスが止められます。
ガス代の支払い方法により支払い期限や通知書が来る時期が若干異なります。
払込書
払込書払いの場合、当初の期限である検針日の翌日から30日後を基準として、1回催促が来た後、ガスが止められます。
- 当初期限(検針日の翌日から30日後)までに支払いがなかった場合、2週間程度で払込み書とともにガスを止める旨の通知書(督促状)が届きます。
- 通知書が届いた約1週間後までに支払いがなかった場合、ガスが停められます。
最終的には検針日から50日程度でガスが止められます。
なお、通知書が来る前に何度かガス会社から請求の電話が掛かってきます。ガス会社によっては、通知書の前に再度請求書が来ることもあります。
また、当初期限(検針日の翌日から30日後)以降から実際の支払日までの間、延滞金としてガス料金に1日当たり0.0274%(年利10%)の利息を余計に払うこととなります。この延滞金については翌月以降の請求に加算されます。
なお、北海道ガス、東京ガス、大阪ガス、広島ガスなど大手ガス会社は、検針日の翌日から40日後までの間に支払った場合のみ、延滞金を無料としています。
口座振替
口座振替の場合、当初の引き落とし日である検針日の翌日から約10日後を基準として、再引き落としがあった後、さらに1回催促があり、その後ガスが止められます。
- 当初期限(検針日の翌日から10日後)までに残高不足で引き落としが出来なかった場合、検針日の翌日から約30日後に2回目の引き落としがあります。
- 2回目の引き落としが出来なかった場合、約2週間程度で払込み書とともに通知書(督促状)が来ます。
- 通知書が届いた約1週間後までに支払いがなかった場合、ガスが停められます。
こちらも最終的には検針日から50日程度でガスが止められます。
通知書が来る前に何度かガス会社から請求の電話が掛かってきます。ガス会社によっては、通知書の前に再度口座振替がある会社もありますし、2回目の引き落としがない会社もあります。
また、口座振替の場合も検針日翌日の30日後以降から延滞金を払うこととなります。
クレジットカード支払
クレジットカードが止められていて、検針日の翌日から10日後の請求日にクレジットカードでの支払いが出来なかった場合、払込書が送られてきます。
その後は払込書払いと同様の流れとなり、検針日から50日程度でガスが止められます。
ガスを止められた。どうする?
支払いを行わないままだと、検針日の翌日から50日後程度でガスは止められます。通知書が届いて期限までに支払いがない場合、特に予告なく突然ガスが止められます。
ガスが止められた後、お金の用意が出来たら、通知書に同封されている払込書をもってコンビニで支払いましょう。
コンビニで支払い後、営業時間内にガス会社に電話すれば、1~2時間程度でガスが復活します。ただし、住んでいる地域がガス会社のサービスセンターから遠かったり、営業時間外の夜間や早朝だった場合には翌日までに時間がかかってしまうこともあります。
なお、ガス会社の営業時間は平日9時~19時、土日祝9時~17時であるところがほとんどです。時間外には受付していませんのでご注意下さい。
ガス会社 | 営業時間 |
---|---|
北海道ガス | 平日9時~19時、土日祝9時~17時 |
東京ガス | 平日9時~19時、土日祝9時~17時 |
京葉ガス | 平日9時~19時、土日祝9時~17時 |
ニチガス | 月~土9時~17時半(日祝休み) |
大阪ガス | 平日9時~18時、土日祝9時~16時 |
東邦ガス | 平日9時~19時、土日祝9時~17時 |
静岡ガス | 平日8時45分~19時、土日祝8時45分~18時 |
広島ガス | 平日9時~19時、土日祝9時~17時 |
西部ガス | 月~土9時~19時、土日祝9時~17時 |
四国ガス | 平日8時30分~17時10分(土日祝休み) |
沖縄ガス | 月~土10時~17時 |
払込書(振込み用紙)がない!どうする?
ガスが止められた、もしくはガスが止められる直前になって払込書(振込み用紙)がないことに気づいた場合は、下記の2通りの方法で支払いをすることが出来ます。
窓口での支払い
ガス会社の窓口(営業所)に行って、窓口で現地で支払う方法です。最寄りの窓口(営業所)は各ガス会社のホームページに掲載されているのでご確認下さい。
ただ、この方法は窓口の営業時間内に行く必要があるのと、場所が限られているのが難点です。
払込書を郵送してもらう
こちらも時間がかかりますが、払込書を郵送してもらい、コンビニなどで支払う方法です。
郵送してもらうために、窓口に依頼する必要があります。
ガス代って時効はある?踏み倒せる?
ガス代の時効は民法173条により2年間です。2年間支払わなければ踏み倒せる可能性はあります。
他のガス会社への乗り換え(都市ガス⇒プロパンガス)や海外への移住などで請求からうまく逃げることが出来れば、踏み倒しができるでしょう。
ただ、滞納が悪質と判断された場合、裁判を起こされて、和解の調停や給料・家財などの差押えとなることもあります。裁判にかかる費用(数万~数十万)も負担しなければいけません。
債権回収会社は引越し先の住所を調べることも出来ますし、裁判や内容証明郵便などにより時効が中断することもあるので、現実問題踏み倒すのは難しいです。
ガス代を滞納するとブラックリストに載る?
ガス代を滞納しても信用情報に事故情報は載らず、ブラックリストとはなりません。カードローン、住宅ローンなどの審査には影響しません。
ただし、クレジットカード支払をしているときは別です。クレジットカードの請求を滞納すると、信用情報上に滞納した履歴が載ります。
少しでも滞納する可能性がある方はクレジットカード支払ではなく、口座振替や払込書払いを利用しましょう。
ガス代が止められる前にすべきこと
ガス代を滞納し続けてガスが止められると、お湯が沸かせず、風呂も入れず、料理も出来ないため、生活のレベルが下がります。
ガスが止められる前にお金を用意する手段を探りましょう。日雇いバイト、親や友人に頼る、役所や社会福祉協議会に相談するのも手です。
頼る人がいない場合、時間がない場合は、カードローン・キャッシングを利用してみてはいかがでしょうか。当サイトでは即日融資できる金融機関を紹介していますので、まずはお金を借りてガス代を支払い、お金が用意出来たら返済すればよいのです。30日間無利息サービスなどで賢くお金を借りるのも手です。
例えば、プロミスであれば10万円を1ヶ月間、最大実質年率の17.8%で借りた場合でも、利息は1,463円で、さらに30日間無利息サービス(メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要)を実施していますので、負担は全くありません。
是非、ご検討下さい。
まとめ
ガス代の支払い方法から滞納したときにどうなるのかについて説明していきました。
ガス代は滞納し続けると、検針日から50日程度でガスが止められます。
ガスを止められると特に冬はつらい日々を過ごすこととなります。ガス代の支払いなどで手持ちのお金に不安がある方は、いざという時のために、カードローンやキャッシングを契約しておくのがよいでしょう。