
車を買うときによく利用するのが自動車ローン(マイカーローン)。
特に新車をディーラーで買う場合は、手続きが楽なディーラーが提供する自動車ローンで購入することが多いですよね?ローンのおかげで少ない手持ちのお金でも楽に車を購入することができます。
一方で、自動車のローンは購入金額が高額なだけに、月々の返済がきつくなることも多々あります。
『ローンを組んで車を買ったけど、自動車ローンの支払いがきつくなってきた。』
『自動車ローンを滞納してしまった。』
こんな方はいませんか?
給料・ボーナスの減額や臨時の出費などで返済に首が回らなくなることもありえます。。
そこで今回は、自動車ローン(マイカーローン)を滞納した際の流れ、滞納しそうなときにとるべき対策などについて、紹介します。
目次
自動車ローン滞納時の流れ(督促から自動車引き上げ・売却まで)

自動車ローンを滞納した場合の流れは下記の通りです。
- 支払期日を過ぎた翌日:延滞金が発生
- 滞納から数日以内:督促の郵便が届く
- 滞納から約半月後:電話での督促が始まる
- 滞納から約3週間後:車の引き上げを通告
- 滞納から約1か月強:車を引き上げる
- 滞納から約1か月半:車を売却&残債の請求
なお、上記期間は目安であり、ローン会社により異なります。
次から詳細を説明します。
1.支払期日を過ぎた翌日:延滞金が発生
自動車ローンは口座引落で支払うのが一般的ですが、引落日に引落ができないと、引落日翌日から延滞金(年18%程度)が発生します。
延滞金は、年利を日割り計算して算出され、滞納状態が解消されるまで通常の利息に加えられます。
2.滞納から数日以内:督促の郵便が届く
滞納初日から数日以内に、支払督促の郵便が届きます。
封書ではなく圧着式のはがきで送られるケースが多く、はがきに「督促」などの文字はありません。
はがきには、再引落日とその金額が記載されています。
再引き落としまでは電話がかかってくることはほとんどありません。
3.滞納から約半月後:電話での督促が始まる
再引落日は、当初の引き落とし日の半月後に設定されるケースが多いです。
しかし、再引落日を過ぎても引き落としができない場合には、電話での督促が始まります。
まずは自宅の電話番号に電話をして、つながらないようでしたら携帯電話の番号に電話をします。
2~3日続けて携帯電話の番号にもつながらなければ、勤務先の電話番号に電話をします。
ただし、いずれの場合も、ローン会社名を名乗ることはしません。
担当者の個人名を名乗って、本人以外が出た場合には用件も伝えません。
4.滞納から約3週間後:車の引き上げを通告
本来の引落日から約3週間後に、再々引落日を設定します。
再々引落もできなかった場合には、利用者に電話をかけて「車を引き上げる可能性もある」と通告します。
本来の引落日から1か月過ぎてしまうと、いつまでに支払いができるかを確認した上で、具体的な車の引き上げ日時まで約束してしまいます。
5.滞納から約1か月強:車を引き上げる
最終的な支払い日は、本来の支払い日から約1か月半後です。
最終的な支払い日の少し前に、車を引き上げます。
ただし、利用者の許可なく車を引き上げることはできませんので、必ず了解を取ります。
引き上げの日程になると、ローン会社から委託された専門業者が有無を言わさず車を引き上げていきます。
当日利用者が車の引き上げを拒否したとしても、ローン会社側が裁判所に訴えて、強制執行で差し押さえされてしまう可能性が高いです。
6.滞納から約1か月半:車を売却&残債の請求
最終的な支払い日(滞納から約1か月半)を過ぎると、車は売却されてもう戻ってきません。
数日以内でしたら待つ場合もありますが、それを過ぎると専門業者に売却されてしまいます。
よほど人気がある車以外は売却金額と相殺してもまだ残債が残ることがほとんどですので、利用者は残債を引き続き支払うこととなります。
自動車ローンを滞納しそうなときにするべき行動

自動車ローンを滞納すると、延滞金が上乗せされるだけでなく、自分の意思とは関係なく、車を売却されてしまいます。
それならば、滞納する前に自分の意思で対策を打った方が、何かと有利です。
車の売却
まずは、強制的に売却されるのを待つのではなく、自分から売却先を探して車を売ることです。
ローン会社に強制的に売却されるよりも、売却金額は高額となるケースが多いです。
特に、一部の新車や外車など人気がある車を購入した場合は、売却金額はさらに高額となるでしょう。
ただし、ディーラー系や信販会社の自動車ローンを利用した場合、車の所有権はローン会社側にあります。
自分の意思で車を売りたくても、所有権を持っているローン会社の承諾を得なければなりません。
車の買い取り会社によっては、ローン会社への交渉を含めて手続きを進めてくれるところもあるので、探してみると良いでしょう。
自動車ローンの返済方法変更(期間延長など)
ローン会社が応じてくれる可能性が比較的高いのが、現在組んでいる自動車ローンの返済方法を変更することです。
まずは期間延長を交渉してみましょう。
自動車ローンの期間延長する代わりに毎月の返済額を減らしてもらい、月々の負担を減らすことができます。
また、ボーナス併用払いでローンを組んだものの、転職してボーナスがなくなった場合は、ボーナス払いなしにしてもらうことが可能です。
ただし、ボーナスを減らした分、毎月の返済額は増えますので、期間延長なども併せて提案しましょう。
そして、残価設定ローンにしてもらうのも手です。
残価設定ローンとは、事前に車の下取り価格を決めておき、下取り価格を引いた残りに対してローンを組む方法です。
ローンの対象となる金額が減るので、毎月の返済負担を抑えられます。
いずれの場合にしても当初契約内容を変更するために、新たな保証人の設定を求められる場合があります。ローン会社に条件を詳しく聞くようにしましょう。
自動車ローンの借り換え
現在組んでいるローンの範囲内で対処できないのであれば、別のローンに借換えをしてみましょう。
特に、銀行の自動車ローンは低金利で、所有権はローン会社でなく自分にあるのでおすすめです。
ただし、銀行の自動車ローンは、ディーラーのローンよりも審査が厳しかったり、借り換えの際に手数料がかかるというデメリットがあります。
お金を借りて自動車ローンを支払う
車を引き上げられて、勝手に売却されないためにお金を借りて自動車ローンを払うの一つの手です。
特に下記のような条件に当てはまる人は、お金を借りてでも自動車ローンを支払った方が良いでしょう。
- 仕事や生活などで車がどうしても必要な場合
- 滞納が続き、車を引き上げ・売却されそうな場合
- 滞納で延滞金がかかっている場合
- 車を高額で売れる見込みがある場合
- ボーナスや臨時収入が入る見込みがある場合
親や友人など頼れる人がいれば、お願いしてお金を借りてみましょう。
身近に頼れる人がいない場合は、カードローンを使うのも一つの手です。
最近のカードローンは最短30分で審査が完了し、初回最大30日間無利息サービスがあるので、自動車ローンの支払いに困った人でも今すぐにお金が借りれてサービスが良いのが特徴です。
『自動車ローンの支払いのために今すぐお金を借りたい!』という方に特におすすめなカードローンが、『アコム』と『プロミス』です。
アコムの特徴と申込み方法
アコムの特徴としては下記の3点です。
初めての方は最大30日間無利息サービス
最短30分で審査完了!夜間・土日休日、即日融資も可能
スマホのみで来店不要!自宅・外出先で手続きOK
アコムを初めて利用する方は30日間無利息サービスで無料でお金を借りることが出来ますし、スマホやパソコンからすぐに申し込むことが出来ます。
『すぐにお金を借りたい』という方に評判が良く、申し込みからお金の借入れまでスピーディに対応してくれます。
下記のリンクから簡単な手続きでアコムに申し込めますので是非試してみてください。
アコムの特徴と申し込み方法を下記のページで解説していますので参考にしてください。
プロミスの特徴と申込み方法
プロミスの特徴としては下記の3点です。
最大30日間無利息サービス(※)
最短1時間融資!即金OK
はじめての方に多く利用されており手続きが簡単
※メールアドレス登録とWEB明細利用の登録が必要
初めて利用する方であれば、30日間無利息でお金を借りることが出来るのが大きな魅力です。
テレビCMで宣伝している通り、初めてお金を借りるという方に多く使われているサービスですので、手続きが簡単でスマホからすぐに申し込めるのがポイントです。
自動車ローンの支払いのために急ぎで借りたいという人も、ニーズをくみ取って柔軟に対応してくれます。
下記のリンクから簡単にプロミスに申し込めますので是非試してみてください。
女性の方には女性に優しいプロミスレディースがおすすめです。下記のリンクからプロミスレディースにお申込みください。
支払い期日が迫っていて、お金を今すぐ借りたい人はプロミスで急いで借りる方法について、下記の記事に手順をまとめています。是非参考にしてください。
自動車ローンを滞納した場合の良くある質問

自動車ローンを滞納した場合、ブラックリストに載る?載るならどの時点で?
自動車ローンに限った話ではありませんが、ローンの支払いを滞納した場合、おおむね3か月以上の滞納で、個人信用情報に事故情報が掲載されてしまいます。
俗に言う「ブラックリストに載る」わけですが、滞納の場合は滞納が解消されてから1年~5年程度は事故情報が消えません。
滞納したローンを債務整理した場合は、5年程度は事故情報が残ります。
事故情報がある間は、他の自動車ローンに借り換えることもできませんし、カードローンの新規契約もできません。
自動車ローンを滞納し続けた場合、踏み倒せる?時効はある?
自動車ローンの踏み倒しは可能です。
「最終取引から5年」経過すれば、時効となります。
ただし、時効にしたい場合には「時効の援用」という手続きを行なわなければなりません。
その手続きをして初めて、時効へのカウントダウンがスタートするのです。
また、1回でも支払うと再びゼロからのスタートとなってしまいますし、ローン会社側が裁判所に訴えるなどしても、ゼロに戻ってしまいます。
時効を迎えて逃げ切るのは厳しい道のりです。
銀行のマイカーローンだと車は引き上げられない?
自動車ローンには、銀行が融資するローンとディーラー系列のローン会社が提供するローンがあります。
両者の最大の違いは、車の持ち主(所有権)です。
ローン返済中の車の持ち主は、銀行のローンが購入者本人にあるのに対して、ディーラー系列のローンはローン会社にあります。
よって、ディーラー系列のローンを返済できなくなると、車をローン会社に返却しないといけません。
一方、銀行のマイカーローンだとお金を貸しているだけで、車は本人の持ち物です。
銀行のマイカーローンが返済できなくなっても車を返却する必要はありません。
ただし、裁判を起こされて給料の差押えや預貯金の差押えを受ける可能性はあります。
また、銀行のマイカーローンは車という担保がなく、低金利であることから審査は厳しい傾向にあります。
番外編:ディーラーで自動車ローンを組むときの得する知識

ディーラーで自動車ローンを組むときは少し工夫をするだけでかなりお得になるのを知っていますか?
ローンの組み方次第では、数十万円以上得することもあります。
特に、以下の3点を抑えておくだけで、自動車ローンがかなりお得になるのです。
- ディーラー・店舗ごとで金利が全然異なる
- 車の代金だけでなく、自動車ローンの金利も交渉できる
- キャンペーン時は自動車ローンが低金利になる
ディーラー・店舗ごとで金利が全然異なる
例えば、トヨタであれば、ネッツ店・カローラ店・トヨペット店・トヨタ店などのディーラーがありますが、ディーラーごとに金利が異なります。
さらに、同じディーラーであっても店舗・場所によっても金利が異なるのです。
その差は数%になることも。ネットA店では7.5%だった金利がカローラB店では4.5%なんてこともあり得ます。
家に近いからという理由で決めるのではなく、自動車ローンの金利も比較材料に入れてみてはいかがでしょうか?
車の代金だけでなく、自動車ローンの金利も交渉できる
『いざ車を買おう』というときに車の代金のみを交渉している人がいますが、自動車ローンで車を買うならば、金利も交渉してみましょう。
金利はディーラー・店舗ごとで異なりますので、『あっちの店では金利が低かったのですけど』と交渉を行えば、金利を低くしてくれるでしょう。
交渉してみる価値はありますので、試してみてください。
キャンペーン時は自動車ローンが低金利になる
決算時期は車の値引きも多くなりますが、自動車ローンの金利も低くなります。
3月、9月や新車の入れ替え時期などはキャンペーンを多く行っていることもあります。
また、ディーラー独自のキャンペーン(創業X周年キャンペーンなど)を行っていることもあります。
驚くほど低金利になることもあるので、キャンペーン時期を狙って自動車ローンを契約すると良いでしょう。
まとめ
自動車ローンの滞納から約1か月半程度で、車はローン会社に引き上げられて売却されてしまいます。
さらに滞納が続き、ブラックリストに登録されてしまうと、他のローンの借入もできなくなってしまい、生活が不便になってしまいます。
車を引き上げられたくなければ、滞納する前に返済計画の見直し、ローンの借り換え、車の売却などを検討しましょう。
また、車が必要な事情がある場合は、お金を借りてでも自動車ローンの支払った方が良いでしょう。
その場合、スマホ一つですぐにお金が借りれて、初回30日間利息が付かないアコムとプロミスなどのカードローンの利用も検討してみましょう。